るろうに剣心の映画『京都大火編』から約一ヶ月して、二部作の後編になる『伝説の最期編』が上映されました。
14日がTOHOシネマの日で大変お安く見られるということで、公開直後に観に行ってまいりました。
十本刀との戦い、奥義天翔龍閃や九頭龍閃や火産霊神(カグヅチ)などの必殺技などの演出に胸が膨らみます。。。。
※以下ネタバレ含みます
結果
何もなかったでござるよ薫殿(´・ω・`)
奥義はあったんだけどね、予想以上にいろいろ端折り過ぎてて、なんだかもう。
というか、突っ込みどころ満載に仕上がっておりましたのですよ。
前編をみて後編の期待値が高かっただけにねぇ。。。
目次
気になるポイント
簡単に作戦変更
志々雄真に脅されて、剣心を捕えて打首にすることになった伊藤博文さん。
手配書をばら撒き剣心を捕まえることに成功。
伊藤博文「すまないが、お前には生け贄になってもらう」
そこで剣心は
剣心「志々雄真にさえ近づければなんとか出来るかもしれない・・・」
この一言で剣心を味方につける方に作戦変更!!
そんな簡単に作戦変えていいのΣ(゚Д゚)!!
いやいや、それなら初めから剣心に頼ってりゃいいじゃん。
捕まえなくったっていいじゃん。
志々雄真は何しに東京に来たのか
伊藤博文の寝返りによって、打首直前で縄を解かれた剣心。
直後、警官たちも剣を手に取り、志々雄一派に襲いかかる。
慌てふためく志々雄一派
小舟で逃げる方治。
たたずむ大型甲鉄艦「煉獄」
警官たちと戦う志々雄一派と十本刀
小舟で逃げる方治
たたずむ大型甲鉄艦「煉獄」
壊滅する志々雄一派と十本刀
煉獄に逃げ込む方治
たたずむ大型甲鉄艦「煉獄」
国盗りする気あるなら、その煉獄で打ち込まんかい!!!!
こんな簡単に壊滅できるなら、始めっから斎藤一ひとりで十分だっただろが。
そして、出番のまったくなかった十本刀。
唯一浜辺で戦ったシーンがあるのが宇水だけなのだが、一瞬強そうなそぶりを見せるだけで斉藤に一撃でやられてしまうという。。。
十本刀はただのコスプレ集団でした。
小舟で追いかける剣心と左之助
逃げた方治を追いかけて、煉獄に向かう剣心と左之助。
待機していた警官たちの小舟に乗り込んで追いかけるわけだが、
ナゼ左之助が堂々と乗っているのだ?!
打首イベントの野次馬のひとりだった人間が、いきなり警官のボードに乗り込んだら普通止めるだろ。
まぁ、そんなこんなで小舟で煉獄に到着した剣心と左之助。
だからなんで煉獄は何もしないんだってば!!
あんな小舟で堂々と近づいてきてれば簡単に撃ち落とせるだろ
何故か発狂した瀬田宗次郎
剣心が煉獄内で瀬田宗次郎を撃破。
その後、何かが壊れるように発狂しはじめる瀬田宗次郎。
今作において、瀬田宗次郎の過去のシーンはない。
(安慈が一言いうシーンのみ)
「弱肉強食」のフレーズは何度か出てきているが、感情欠落については何も述べられてい状態である。
原作では
>「弱肉強食」とは違う剣心の優しさを秘めた剣によって徐々に精神が乱され、親戚一家との過去を思い出した後、封じていた感情を呼び起こしてしまい、感情欠落を失う
(Wikiより)
その結果、発狂することになる。
しかし、感情欠落が分からないこの映画では、なぜ発狂してしまったのか?
強いて理由を挙げるとすれば「弱肉強食」において、剣心のほうが強かったから。
そして志々雄論でいうと強い剣心のほうが正しいということになるから。
ん~、ちょっと発狂する理由としては難しいかな。
ちなみに原作では瀬田宗次郎が感情を取り戻したことで勝機を見出しましたが、
映画では感情云々は関係なく、ただ素早いだけの相手ということになるので
徹底的なLow攻めで瀬田宗次郎の動きを止めて倒しました。
瀬田宗次郎はただのアウトボクサーか(*´Д`)
志々雄真強し
対志々雄真のシーンはすごく(・∀・)イイ!!
剣心&斎藤一&左之助&四乃森蒼紫 VS 志々雄真
4人同時相手という原作にはない戦いっぷりです。
(原作では4人が順番に攻撃してやられていきました)
要するに志々雄真が強い!!
そんで4人で志々雄真を弱らせて、剣心の奥義「天翔龍閃」でKO
でも奥義がなんだかよくわからねぇぇぇ
実際ただの抜刀術ですから地味ですよね。
ちゃんと右足を踏み込むところは強調されていましたが
ワザの説明がなにもないので、比古清十郎が教えた「生きようとする思い」みたいなものも何も伝わらないんじゃ。。。
そしてやっぱり九頭龍閃はなかった(*´Д`)
一番謎のワザだっただけに実写でどう表現されるのか見たかったのだが、やはり無理だったか。
きっと相手を貫通してるんだもの。
ハッピーエンド??
志々雄真を撃破して帰って来た剣心にこういうのです。
伊藤博文「緋村抜刀斎は死んだ」
これは剣心を許してやろう的な意味の言葉なのだろうか。
許すもなにもそもそも政府側命令で動いていたわけなのだが。
なんにしても政府にとって都合の悪い存在を2つとも消したことには変わりないようだ。
しかしながら道場に帰って普通の生活をしようにも
手配書晒されて打首直前だった者をすんなりと一般人が受け入れてくれるものか(´・ω・`)?
四乃森蒼紫いらなくね?
ちょいちょい出てきて緋村剣心と御庭番衆に絡んできた四乃森蒼紫。
「緋村抜刀斎を倒すのは俺だ」というベジータなみのかっちょええセリフとともに攻撃を仕掛けた以外は
志々雄一派にはまったく絡んできません。
もはやバッサリとカットしても良かったと思えます。
必要性といったら剣心が御庭番衆と会うきっかけが、四乃森蒼紫を探している町巻操と遭遇したことくらい。
操と遭遇するきっかけくらいは別になんだって良かったと思うし。。。
四乃森蒼紫に時間割くくらいだったら十本刀の出番を増やして欲しかった。
まあ四乃森蒼紫の木立二刀流は見ていて楽しかったのですが(´・ω・`)
まとめ
キャラや殺陣などの演出はすごく素敵(・∀・)
見た目とか原作を再現しつつ世界観が壊れない絶妙なバランスになっていると思う。
それだけにストーリが薄っぺらで凄く残念。
原作要素をもっと減らし、登場人物も減らしてオリジナルのストーリーでもイケるのでは?!
四乃森蒼紫いらんし、十本刀も5人刀くらいでいい。
1作目のようなもっと濃い中身が欲しかった(*´Д`)
るろうに剣心実写版は一応これで完結したわけですが
なんやかんやで人誅編もやってしまいそうな気がします(・∀・)
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